京師白足袋会発足

この前の飲み会で私がふと「京都らしいことしましょうよー」と言った一言に
案外食いついてくださり、先日第一回目を開催しました。
京都らしいことって、別にお食事会ばかりでなく。お茶会だとか、
桜会だとか、宿坊に泊まるだとか色々ありますけれど、まずは
言いだしっぺの私がお食事を作ることに。
が、連日お仕事と飲み会が続いていたのと前日3時まで飲み明かしたため頭がうまく回らず、
その趣旨をすっかり忘れてしまい
東北フードを出したり節電のためにお蝋燭を灯したりしました。
お出ししたものは、1週間ほど塩漬けにしておいた比内地鶏を、
フレンチオークで燻したもの、ズッキーニの冷たいオムレツ、蛸のエスカルゴ風、
仙台牛の肉巻きおにぎり、クレソンとアグー豚のお鍋などです。
お手土産にお持ちくださった、最高に美味しかった鯨の背脂、赤身、尾の身、ベーコンをお刺身で。
・・・どこが京都らしさやねん!
華麗なる第一回目が・・・。

ですけれど、最後の〆のお茶菓子タイムは、しっかりと京都を意識です。
1週間前から予約していた、松屋常盤さんのきんとん「岩根のつつじ」。
私が作ったわけではないけれど美味しかったので、ま、良しとしましょう。

メンバーであり、この会の名付け親であり、
和菓子番長の功刀氏が所有していらっしゃるおなつめに
小山園さんの「清浄の白」を入れて。
彼はきんとんを見ただけでどこのお店のんかおわかりになるらしいです。
ね、ツワモノでしょう?そういう人たちがメンバーです。
私なんてヒヨッコです。
いっぺんブラインドきんとんしてみたいなあ・・・。

スポーツジムを経営されていて将来お茶の先生をされる予定でもあり、
私の食探訪同行人の永井嬢が
皆さんの目の前で美しいお手前を披露してくださいました。
う〜〜ん、やっぱりお茶やってる人って、所作動作が並外れて美しいわ。
同志社大学の先生竹本氏と私はお茶ビギナー、今津氏は表さんを7年ほどされているベテランさん。
京都に暮らし、京都に何かしら関係性のあるお仕事を持ち、京都をもっと味わおうと
という意識が強いこのコテコテの5人で、色々やりたいこと言い合って案を練って、
これからの会をもっと深みのあるものにしていけたらいいなと思います。

ところで、功刀さん。白足袋の意味ってなんでしたっけ?