おこぼれなお献立


実家の畑はただ今収穫最盛期です。
家族が作る野菜はド素人ながらも試行錯誤し作り上げた薩摩芋や黒豆が今の時期一番美味しいです☺

でも私はそのおこぼれとも言うべき、捨て野菜?がお目当て。
これは、薩摩芋のツル。
男性陣(叔父、弟、旦那)がツルを収穫→水洗い→ごみ掃除まで担当。
私がこの抱え切れないほどの大量のツルを料理します。
作り方はいたって簡単。
マッチ棒の長さに切りそろえたツルを、油(我が家はごま油)でしっかり炒めます。
そこにしっかり2つかみの糸鰹を加え、ひたひたに日本酒を注ぎます。
そして、濃い口のみで味付け。みりんなどの甘みは控えたいです。
このまま丁寧に煮詰めれば、長期保存可能なお芋のツルのたいたんの完成です。
熱ごはんと一緒に食べても最高ですが、
私はひやおろしと共に、キュっとやっちゃうのが一番やと思ってます。
是非お試しください。

そしてこちらは間引き菜ですね。
お大根やかぶら、ほうれん草に、水菜などなどの葉っぱものの栄養を分散させないように、
ところどころ抜き取ったものがこれです。
で、これらは根元をよおく洗って、適当にざく切り。
お揚げさんと共に、濃い目のお出汁であっさりたいた、間引き菜のたいたん。
これも、熱々はもちろんのこと、冷たいのもまたオツ。
我が家で大活躍の常備菜です。
原了郭さんの黒七味とあうので、仕上げに必ずパラリ。
寒い日は、お生姜のすりおろしたんをのせても、また違った美味しさで。
常備菜って暇があって作っておくと、お仕事帰りや疲れた時にでも
あ、そうや。常備菜、冷蔵庫にあるんやと思えるだけでなんか安心しませんか。
こういう粗食やけれど味わい深いおばんざいが私は大好きです。


五感食楽 お料理教室 京都 http://www.gokan-shokuraku.id.nu