凶器を探せ

お友達の脚本家、福島治子さんが
京都にお越しになりました。
土曜ワイド劇場、京都南署鑑識ファイルの
イデア探しと取材なんだそうです。
どうやら次回は、
おばんざいのお料理教室をテーマにされるんだとか。
(過去の内容はこちら



町家作りの建物やそれを使ってお商売されている方や、
先生がどこにいはるか、京都の食材や観光地、
地理的なことなどをご紹介させていただきました。


治子さんは常に、
「ネタになる殺し方」はないか、「凶器になるものはないか」を
考えながら生活していらっしゃるまさにサスペンス作家のプロ。
「始末」は、
こちら京都ではものを大切にする気持ちで
食材を使い切るという、いい意味でこの言葉を使うけれど、
彼女からすれば、始末とは
人を処分すること、やっつけてしまうことなんですって。
所変われば・・・です。

初日の夜は銀閣寺おめんさん。
蕪のあんかけや生麩など、
京都らしいものを注文し、最後はやはり
名物のおめん。きんぴらや京野菜
たっぷり麺に浸して頂きます。


その後、近所にあるGospelさんで
治子さんはコーヒー、私はココアを飲んで
ヴォーリズ建築のレトロな空間で、
すこしでも脚本のヒントになれるよう、
私なりに一緒に考えました。
が、やはりド素人。
「井戸水を汲んでて後ろから突き落とされるのは?」
「ふぐの肝で毒殺したら?」
白味噌に顔突っ込ませて窒息死」
「京女のイジワル攻め」


・・・どれも却下でした。

二日目は、日ごろ生徒さんたちとお稽古前後に
お連れする所をのんびりと。

朝からイノダコーヒーでほっと一息。

錦市場や錦天満宮を散策し、

山市さんが棒だらの説明を。

乾物商ノムラさんではたくさんおまけをいただき・・・

前回のドラマでも使われた、光泉洞寿みさんでランチ。

食後は大極殿さんで琥珀流しとわらびもち。
今月の琥珀流しは黒豆でした。
芸能裏話もたんまりと聞き
私のミーハー心も更に潤いました。
忘年会のネタにしよう。

3日目。
私のお教室で一緒にお稽古。

「これ、凶器にならないかしら?」
「んー、これでは殺せない」と
お箸やらすり鉢やらお道具をじっくり観察。
生徒さんたちと視点がやはり違います。(そりゃそうです)
ネタを探しつつ一緒に作った蕪のゆばあんかけを
気に入って頂きました。


少しでもヒントになったらいいなあ。


2月から撮影が始まるそうです。
今から放送を待ちわびてます。
さて、どんな殺り方(?)なんか楽しみ。


京都南署鑑識ファイル

五感食楽 お料理教室 京都 http://www.gokan-shokuraku.id.nu