すぐきとチーズ

今日は北大路にある
賀茂のすぐき直売所さんを訪ねました。

すぐき漬けの様子は
冬の京都の風物詩のひとつです。
新聞にも毎年その様子が載りますよね。


我が家でも新年会の定番。
みんなで御節を頂き、杯を交わし、
かに鍋をつつき、酔いも最高潮のときに
お雑炊をさらさらと
かっさらうように胃の中に収める時、
〆として体が欲しがっているもの
と言えばすぐきです。
一口かじるなり、
お口の中がとたんにさっぱり。
胃もなんだかこなれ、
「ほんじゃ、もう一杯だけ・・・」と
不思議にもお雑炊を
おかわりしたくなるくらいに、
食事の流れをいい具合に変えてくれることに
一翼を担ってくれます。


地下鉄を降りて、住宅街のど真ん中に
販売所があるのですが
お店につくなり、あの独特の香りがぷ〜〜ん。
なんとも癒されます。どことなく、
チーズの香りもする気が。


「あそうか!」
フランスはローヌのカトル・ヴァンという
シェーブルチーズの工場を
訪ねたときと同じ香りがするような。
なるほど。
こってりフレンチの食後のチーズって
なんとも重いイメージがあったけれど、
この香りはまさに食後に体が求める香りなのではと
勝手に合点がいったのでした。
日本人も、フランス人も、
食に視点を置くと、求めるものは同じなのかな、
なんてお店の空気を吸い込みながら感じたのでした。


今年の冬の漬け込みの様子を
見せてもらえることになりました。
また初冬のブログに載せさせていただきますね^^


五感食楽 お料理教室 京都 http://www.gokan-shokuraku.id.nu