わっぱ堂


京都の奥座敷、大原へ行ってまいりました。
京都駅からバスに乗れば、
なんと600円ちょっとで行けるんです。
移り変わる景色を眺めながら1時間ほどで到着。
あまりの手軽さに、感動してしまいました。

バスを降りるや、寒さにまずびっくり。
でもこののどかな景色を見れるなら、
幾分寒さも忘れることが出来そうです。

小川のせせらぎを聞きながら、
小橋を渡り、坂を上り、畑を横切り、
茅葺のお家の間を抜け、途中道に迷いながらも^^;
向かった先は

わっぱ堂さん。
こんなところに!と
驚くような所に突然この看板の文字が現れます。

奥様のご実家(染色家さんだそうです)を改装されたそうで
お玄関の扉を開けると

素敵な厨房とカウンター。
外観ののどかな古民家の雰囲気とは打って変わって
突然現れたのは黒塗りのカウンターと
釜や七輪が備えられた壮大な厨房。
思わず私は、「わあ!」と感嘆の声を
あげてしまいました。

まず目に飛び込んでくるのが
かごに盛られたたっぷりの新鮮お野菜たち。
なんて見事!
これらはご主人が自ら作られたものもあるそうで、
どれも大原で育った、収穫したてのものばかり。

前菜三種。
水菜の玉締め、金時人参の卵寄せ、
聖護院だいこんのふろふき。
オーガニックのシャルドネと一緒に。

岩魚のたたき。

いろんなお野菜のクリームスープ。

着々と手際よく作られていくお料理。
釜で焼かれたピザを切り分けつつ、
手前には合鴨やおにぎりがゆっくり炙られてます。

畑菜と卵のピザ。
意外な組み合わせだけど、
なんだか素朴。

合鴨のあぶり。
付け合せは、ふきのとうの天ぷら。
「今朝探しに行ったら、
5つだけ見つけることが出来ました。」
うれしいお心遣いに、春を感じることが出来ました。

焼きおにぎりの野菜あんかけ。
これらにお飲み物とデザート(この日はカタラーナ)が
ついて、ざっと3500円!
なんて素敵なディナーなんでしょう。


「また来ます!」
次はわっぱ堂さんに大原野菜で
中華を作って貰うのもいいなあなんて
考えながら粉雪がちらほら舞う
大原の景色を後にしたのでした。


五感食楽 お料理教室 京都 http://www.gokan-shokuraku.id.nu