チャウチャウトーク

本日のお稽古は4人。
静岡、奈良、愛知、京都からお越しの方でした。
おかいさんを炊いていた際のこと。
『沸騰したら決してごちゃごちゃ混ぜないように。なべ底を木べらでこそげるように
やさしく混ぜてください。』と言うと
『先生、こそげるって方言やと思います。』と生徒の皆さん。
え!私はびっくりしました。こそげるって標準語かと思ってました。
でも、通じないんです。日本狭しといえど、お国変われば言葉が違う。驚きです。


ではこそげるって標準語でなんて言うんやろう?


調べてみた。

『こそげる』

甲州弁、名古屋弁
共通語は、『削り落とす、磨く』なんですって。へー!
甲州弁使ってたんですね、いつの間に習得したんやろう。


以前接客業していたとき、お客様に
『お客様、そちらのごみをほかしましょうか?』と実に丁寧に、標準のイントネーションのつもりで
お伺いしたところ、お客様はキョトン。
『ほかしますね』と再度私。
しばらくたった後、隣に座っていたお客様が『ほら、捨てるってことだよ』と。
もう赤っ恥かきましたよ。ほかすって方言だったんですね。
こういう方言って結構あるかと。


たとえばこれも驚いた。
「さら」→「新しい」
使い方)
『このお皿、さらです。』(シャレのつもりではありません)


「ねき」→「ちかく」
使い方)
『なあ姉ちゃん、ねきまでおいで。』

「ちゃう」→「違う」
使い方)
A)あれチャウチャウちゃう?
B)チャウチャウちゃうんちゃう?
A) えー、チャウチャウちゃうん?!
B) うーん。ちゃうちゃう。チャウチャウちゃう!
A) ほんまに?チャウチャウちゃうん?
B)ちゃうちゃう。チャウチャウちゃうゆうてるやん!
 
関西の人はお分かりになるかと存じますが標準語に直しますと

A) あれは、チャウチャウではないのですか?
B)チャウチャウではないのではありませんか?

A)えー、チャウチャウではないのですか?!
B)うーん。違う違う。チャウチャウではありません!

A)本当ですか?チャウチャウではないのですね?
B)違います違います。チャウチャウではないと言ってるじゃないですか!


関西人とこのチャウチャウトークすると異様に盛り上がります。


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