京御料理・仕出し 山じゅう

仕出し。
一年の節目の祝いごと等の、
いわゆるハレの日に昔から京都の人は利用しています。
幼いころの食事の思い出として今もはっきりと
覚えていることと言えば、仕出しでしょうか。


母が私や弟のために
肉じゃがや筑前煮など子供が喜ぶ主菜、
酢の物や和え物の副菜を作ってくれました。
父はというと、
今日も一日お疲れ様の意味をこめて、
季節の旬のお造りなどを
仕出し屋さんにお願いして持ってきてもらい、
父はそれをアテにお酒を飲んでいたその光景を、
子供の私たちはちょっとうらやましくも、
そしてまた、
父は家族にとって特別な存在なんだと思って育ちました。
これは特別なことではなくて、
仕出しは、京都の食文化のひとつのようです。


自転車で配達してくださる
仕出し屋さんの、山じゅうさん。
どれどれ、今日は何を頂こうかしら・・・。

時代は変わったのか、お造りや煮炊きものだけでなく、
エビフライやポテトサラダまで洋物もご用意されてるそうです。
この日は、肉厚の鳥貝を頂きました。
さすがは御料理屋さんなだけあって、食材も厳選されています。
毎晩粗食の我が家のお膳に、華を添えてくださってます^^
お店自体は、富小路錦上ルにありますし、
お教室の辺りも周られていて、
「いつでも声をかけてください」とのことなので、
あともう一品おかず欲しいなあって時に是非。


五感食楽 お料理教室 京都 http://www.gokan-shokuraku.id.nu