苦い思い出


ちゅるんとした食感のお菓子が食べたくなったのでたねやさんの「蓮子餅」を買ってみることに。

冷蔵庫に入れて冷やすこと1時間。取り出してみるとゴム鞠状の水菓子6個と、黄な粉と、ガビョウ。
針でゴムを「ツン」と突き刺すと中から蓮のお菓子が「パン!」とはじけてぺろーんと出てくるって仕組み。






「ツン」
「パン!」
「おうっ!!」(←いちいち驚く)

「ぺろーーん」
とーーーってもおいしく夏向きのお菓子としてぴったりなのですが、
パンパン突き刺すたびに思い出す、苦い思い出・・・。*1


それは小学生のころの思い出。
放課後、お友達のMちゃんのおうちに遊びに行くと、Mちゃんのママが「食べよし」と言って下さった
井村屋たまごアイス(別名おっぱいアイス)。
小学生の手のひらにすっぽり納まる大きさのこれまた同じくゴム鞠状アイスを、
数人のお友達とMちゃんと私で、客間(お座席)でおしゃべりしてはしゃぎながらおっぱいアイスを食べていました。
ご存知のとおり、おっぱいアイスは、ゴムが縮んでいく圧力によって
中のアイスがにゅるにゅると出てくる仕組み。
したがってアイスの量が少なくなるにつれ、ゴムの縮むスピードも一気に速まります。
はい、ここまでゆえばもうおわかりですね。
はしゃいでいた私は、手で持っていたおっぱいアイスをはずみで離してしまい、
ゴムが捕まえてたハエの如く、口元から勢いよく飛び出し、
びゅびゅびゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
とMちゃんの豪華な客間の空間全体に荒々しく飛行し、同時に中身のアイスが華やかにしぶきを上げて舞い散り、
自慢のじゅらく壁(よりによって染み込む染み込む)は、私が起こした惨事により
また違った芸術美となったのでした。
今はどうなってるんやろう、あの客間・・・。
蓮子餅食べて思い出しました。


*1:もしかしたら大昔のブログにも載せたかも知れません